須弥壇と前卓
二百年かけて成長した木を
さらに二百年生かし続ける伝統の技
昔、宮大工たちはさまざまな伝統技法を用いて、二百年後を考慮した制作をしました。京都の清水寺や、静岡生まれの聖一国師が開創した東福寺には、静岡のケヤキ材が運ばれ、使われています。ホンモノの材料と確かな技術があったからこそ、こうした名刹は数百年も色褪せずに存在し続けているのでしょう。
静岡市駿河区 本覚寺
静岡市葵区 少林寺
磐田市 聖寿寺
須弥壇の修理
埼玉県平林寺(臨済宗修行専門道場)
浜松市都田 龍洞院
須弥壇の新調
材料選び
伝統技法の車知(釘・ボルトを使わない継ぎ目)
車知
高欄の下絵
自社工場での加工
階段を追加し奥行きのある造りに改修
完成(静岡市 帝釈寺)
唐様三間造り
唐様通彫
鎌倉型
室町型
仏像と文化財
文化財としての保存か
信仰の対象としての修復か
仏像の修復には大きく分けて文化財保存の作業と、ご本尊などを信仰の対象として修理する作業とがあります。
文化財保存は、現状維持を基本に色の塗り直しもせず、たとえ破損部分があってもそのままにする場合があります。それを私たちは「保全」と言い、塗り直しや破損部分に新たな彫刻を施すような修理を「新補」と言って区別しています。
そのどちらに対しても、私たちは「どのように大切にしていきたいか」依頼者の声に沿って作業したいと思っています。
修復作業
新調作業
建築彫刻
木の美しさを生かす彫刻や指物こそ
寺院らしい装飾
私たちの会社は木を扱う指物大工をベースにしています。だからこそ、木の美しさを生かした、寺院建築に合った部品すべての復元と新調を手掛けられるのです。
木鼻、虹梁、蟇股、桟唐戸などの構造部品、花頭窓、欄間のほか、テーブルやベンチ、棚といった指物も製作します。天水桶や参道、永代供養塔などの石工事もご相談ください。
【花頭窓】
【欄間】
荘厳具
長く使い続けられることが
ホンモノの条件
何がホンモノで何がホンモノでないか。簡単には言えませんが、年月が証明してくれることは確かです。少なくとも、長く使われることを前提につくられたモノは良いモノです。
寺院でしようされる厨子、曲録、人天蓋、太鼓掛、経机、見台、中央香台、中央卓、寺号額などの荘厳具、浄瓶や縁高、天目茶碗と天目台などの小道具類も手づくりします。天目台に似たデザインのオリジナル茶托は好評をいただいています。
静岡市清水区 崇寿寺
【人天蓋】
【厨子】
【曲録】
【具足】
【香炉】
【経机】
【中央香台】
【見台】
【茶托】
【浄瓶】
【鏧子台】
【献茶湯器】
【寺号額・山号額】
【天水桶】
永代供養塔
永代供養塔のご相談承ります。
永代供養/妙相寺
屋外の石工事/静岡市葵区 瑞雲院
耐震工事
仏像・仏具・位牌壇等の耐震工事ご相談ください。